2008年バイオ飼育日記NO.4

2008年04月21日
今年は3月5日から仔引きをスタートいたしましたが、未だ納得のいく仔が採れません。う〜ん!これは厳しい!
70万回アクセス達成記念プレゼントの針仔の残りを選別してみてびっくり!大はずれでした。
<メールでお詫びいたしました。>当選された方には申し訳ないので、再度針仔を発送させていただこうと思います。

19日から本命含めて4腹産卵しました。3歳の本命も採れたので一安心ですが・・・
ミジンコ採取に合わせると、この時期の産卵が一番飼育し易いのです・・・・負け惜しみ(^_^;)
雄は雌のお尻にへばり付いています。

いや〜ん やめて〜・・・・おいおい?その魚はオスだよ!

2腹は早朝産み始めてから人工授精で採りました。下の画像は20日の産卵です。
プラ舟が空いていないので、発泡スチロールを使用しています。
孵化後数日なら発泡スチロール舟でもOKですよん!(保温力あるし・・・)
サーモヒーターも80ワットで十分です。 受精率は良さそうですね♪<産卵から2日目の画像>

20日に自然産卵 網の外に卵を一杯産んでいました。
網の意味無し!

こちらは21日に人工授精です。(冷凍赤虫の箱)

人工授精なのに何で魚の糞があるかって?・・・だって精子をしぼる時にうんこも一緒に出ちゃうんだもん!

2008年04月23日
3月産卵の仔ですが、粒餌、冷凍ミジンコ、冷凍赤虫といろいろ与え始めました。
水換え翌日にバイオを一回投入しています。
この時期は餌の食べる量も多く1日で飼育水がどろどろになります。

プラ舟からこちらのFRP舟に越してきたばかりなのです。
お隣の舟では本日水換えを行いました。割り水はしていません。水道水に湯沸かし器のお湯で水温を合わせ、ハイポ(塩素抜き)を入れて、溶けたら魚を入れています。水換えをして調子を崩したことは一度もありません。(ハイポ入れ忘れで一回あったかな??)
極端に魚の数が少ない(舟の角に固まっている場合)魚がビビッてしまって泳がないので、魚の数(舟の大きさに合ったバランス)はとっても大事だと思いますよ。
現在は1200×1000の舟で青仔160匹程度です。
魚が大きくなった分、餌の量を変えないで魚の数を減らしていきます。

ブラインシュリンプを湧かす容器はとうとう45リットルのポリバケツになってしまいました。
エアレーションはエアーストンではなく、三方コックを使用しています。
45リットルのゴミバケツ 5リットル用 シュリンプ濾し器

19日に産卵(三歳)が産卵した舟は魚が見えにくい程の青水でしたが、産卵後バイオシークスルーの投入(1回のみ)で孵化当日(本日)には更水のように透明になりました。産卵直後の画像撮っておけば良かった・・・
バイオの泡(酵素)も良い感じです。

20日の自然産卵の舟です。暑い日が続きましたので、もう孵化し始めているいる仔がいます。
自然産卵の割りに、受精率は悪くなさそうです。 網と産卵藻の外側ばっかり卵を産んでいた弐歳雌

21日人工授精の方も受精率はバッチリです。
卵を絞ったピンポン系の弐歳雌だす!

冷凍赤虫を買った時の発泡スチロール箱 午前中着シールがおしゃれでしょ!

発泡スチロール孵化舟の下はミジンコ池にです。
バイオシークスルーと一緒に受精後に少し入れておきます。無精卵を食べてちょーだいね!

22日も産卵で発泡スチロールの孵化舟が合計3つになりました。足の踏み場が無くなってきたぜよ・・・

それでは、この発泡スチロールの仔から、今年の当歳バイオ飼育をご紹介していきます。そろそろ産卵ラッシュが終わるので・・・
孵化数日後に発泡スチロール舟からプラ舟に移す予定です。
時期的にちょっとしたコツで十分に立派ならんちゅうを育てられますので、参考にしてくださいね。
基本的には品評会用の魚をつくる飼育をメインにご紹介していきますが、青仔/黒仔の初級編バイオ飼育等も途中でご紹介できればと思っています。

孵化から3週間(ブラインシュリンプを与える時期)は比較的簡単です。
産卵後は孵化(一回目のブラインシュリンプを与えるまで)までに1回だけバイオAを投入します。
精子で白濁した水も翌日には透明になります。また臭いもなくなります。
バイオシークスルーA/B100mlでプラ舟飼育1年分(冬場冬眠させた場合)使用できる計算になります。
バイオバクテリア 「バイオシークスルーA/B100ml」

2008年04月27日
いよいよ発泡スチロール舟の仔は25日〜孵化し始めました。
バイオシークスルーを入れて、5日経ったら出来上がり・・・・カップヌードルか!
<26日の画像です>バクテリアの酵素で泡だっていますね。

<27日画像>しっかり泳ぎだしました。ブラインシュリンプを与えてもミジンコが食べちゃっている感じ
稚魚をふるい落としながら網を取り除きました。何だか鼻毛が一杯泳いでいる感じ・・・
水温を合わせてプラ舟ジャンボに発泡スチロールを抱えて、ダー!と優しく流し込みました。

これから10日〜2週間はブラインシュリンプを与えるだけです。あまり日が当たらない場所ですので、水温は21度に設定しました。
バイオシークスルーA/Bは明日から2日〜3日に一回投入していきます。(稚魚の数が多い場合は2日に一回)

青水で産卵した19日の仔は現在こんな感じです。バイオは2日に一回投入しています。
水換えせずに孵化させた仔です。(餌やり3日目)
後10日前後(一回目の選別まで)はこのまま、水換えはしません。
でも、プラ舟で3000匹以上稚魚が入っている場合、一週間でパンパンになってしまうので、舟を分けた方が良いでしょう。
バイオ飼育水も良い感じで安定しています。
バイオの泡が出すぎている時は要注意です。

19日産卵の親達が消化不良(少し片エラ)を起こしていたので、25日からイッシー装置でトリートメントです。
丸1日は塩分濃度0.8%で2日目に半分水を換えました。2日間餌は切っています。
セットした時の画像です。塩分濃度計で計りながら塩分濃度を0.8%
までもっていきます。水温設定は20度にしました。

本日、無事トリートメント卒業!
現在はすごい食欲!死にそうなほど餌を求めて泳ぎ回っています。見ていてかわいそうなくらい・・・
イッシー装置はエラ病の治療だけで無く、産卵後のトリートメントにも最適ですよ。
また、調子を崩したり、餌喰いの悪い魚も2日ほどのトリートメントで食欲旺盛になります。

2008年05月03日
5月1日まで3日連荘で産卵がありました。どれがどの親だか分からなりそ〜です。
これから始まるだろう大量の選別の日々が大変そ〜!(^_^;)

発泡スチロール舟孵化の仔ですが、日々画像を撮ってみましたが、最初の1週間はあまり変化がないですね。
餌やり開始第一週目です。だいたい餌やり2週間を一回目の選別の目安にしています。
苔はバイオの住みと餌になるため、HONOは苔を完全に落とさないようにしています。
  4月28日

 バイオ投入
 ブラインシュリンプ
 は1日3回です。
  4月29日

 な〜んも変化無し
 つまらんの〜!
  4月30日

 バイオ投入
 ブラインの綿が少し
 溜まってきました。
  5月1日

 足し水はまだして
 いません。
 ミジンコがかなり
 増えてきました。
  5月2日

 バイオも活性化し
 てきました。
 プラ舟の底に緑色
 の苔が着いてきま
 した。(夕方撮影)
 
  5月3日

 尾が確認できるよう
 になってきました。
 フナ尾ばっかりじゃ
 なくて良かった!

既に孵化から稚魚のサイズが2倍にも3倍にもなっているため、明日にでも舟を2つに割ることにします。

針仔の飼育舟の塩分濃度を0.2%にしておくと、真水よりもブラインシュリンプが永く生きています。
ブラインシュリンプを与える回数が少ない場合有効ですよ。0.2%程度の塩分濃度は稚魚にとって全く問題ありません。
ただし、ミジンコを入れている場合には厳しいかも・・・HONOのミジンコは0.4%まで、耐えられますが・・・なんでだろ??
バクテリア食ってるからかしら・・・
ブラインシュリンプを濾した後に液ごと与える場合は、塩分濃度がどんどん上がってしまうので、塩は加えない方が良いと思います。

青仔の中にピンポンを見つけました!
たまにいるでしょ!こんな仔・・・


2008年バイオ飼育日記NO.5へ

戻る