2006年バイオ飼育日記NO.4

 2006年4月23日
プレゼントした方には申し訳ありません・・・一番仔は三尾が多く、残すにはちょっと難しいかも
しれません。納得のいく仔引きはまだできていませんが、5月中旬までがんばります。

一番仔も砕いた赤虫が食べれるサイズになってきました。しっかりした糞もするようになってき
ましたので、1日で結構飼育水も汚れます。この辺からバイオ飼育の本領発揮ですね。
昨年(2005年)のバイオ飼育日記は飼育水を持たせる(水換えしない)バイオ飼育日記をご
紹介いたしましたが、今年は週一回ペースでの水換えバイオ飼育です。

水換え後の一番仔 プラ舟ジャンボ(約50匹)


 2006年5月4日
今年は仕事が忙しく、なかなか更新できずに・・・・・・言い訳たらたら・・・(^_^;)
稚魚の成長もちょっとスロー気味ですが、だんだんらんちゅうっぽくなってきました。餌は冷凍ミ
ジンコを与えています。そろそろ赤虫や粒餌も少し与えはじめます。

本日、一番仔は水換え時に選別し35匹残しました。ハネた15匹はフクちゃん(フクちゃんのバ
イオ飼育奮闘記 )へ今年の教材代わりにプレゼントしました。これから、がんばってね!
水換え後、1200ccのFRP舟に移動

5腹目は大橋君が遊びに来たとき絞った仔(大橋君と分けた仔)ですが、残念ながら残りませ
んでした。

6腹目は一番仔の雌に雄を代えてとりました。雌(二歳)は2腹目をとった後、プラ舟・らんちゅ
うの大橋君にあげてしまいました。(大橋君!まだ、とる気かしら・・・??)
雌(一番仔と同じ)

直近では、この仔達が一番やる気の雄でしたので・・・

6腹目はなかなか良いかも・・・期待しよ〜と!


7腹目は4腹目(この雌の2番仔)が失敗しましたので、とり直しました。(産卵前日の画像)
今度は大丈夫そうですよ!
雄は三匹かけました。一匹見えないけど・・・
おー!・・・・つつかれてる!


 2006年5月5日
一番仔をプレゼントさせていただいた方から、お便り(現況のご報告)をいただきました。
ご紹介させていただきます。

HONO様 こんにちは。
5月、6月と土曜日曜が仕事の研修でほぼ休みが取れない状態に陥っていまして、稚魚の成
長状況をお知らせできないことが気になっていました。
今日は何とか休みを取れましたので現況報告をさせていただきます。
お陰さまで送っていただいた稚魚は、3.5センチくらいまで成長しました。
昨日、稚魚の写真を撮影しましたのでお送りします。
2回ほど選別をして、現在は60匹ほど残っています。
がっしりした体型の魚が多く、非常に期待しています。
私としては、この寒い地方で当歳で皆様と勝負をするのは難しいと思っているので、2歳、親で
勝負できるようながっしりした体型の魚が好きです。
我が家の本命の稚魚も順調に成長し、明日あたり1回目の選別をしようと思っています。
今後も大事に育てていき、成長状況をご報告しますので宜しくお願いします。


とても、しっかり飼育されていますね。HONOも大変うれしいです!ありがとうございます。

 2006年5月16日
この忙しい時期に風邪をひいて寝込んでしまいました。更新も滞ってしまってすみません。
7腹目も無事に孵化し、毎年恒例の大阪のOさんと半分稚魚交換いたしました。
大阪い行って良い仔ができれば良いけど・・・・

7腹目の稚魚

大阪のOさんから、昨年名古屋の大会で大関をとった雌と本命の雄で掛けた仔を送ってもらい
ました。ありがとうございます。楽しみ楽しみ!

今年は2腹目と6腹目が良い感じですので、まだ小さいけど、これで勝負しようと思います。
数日前の画像ですが、2番仔です。残り220匹

6腹目は結構良い感じです。がんばって育てよっ!

各池バイオ飼育中ですが、ブラインシュリンプを与える時期は早め早めに水換えをしていま
す。(たくさんシュリンプを食べさせるため)
7番仔の舟 稚魚が見えないけど・・・
6番仔の舟

一番仔は残り42匹となりました。


 2006年5月20日
あまり数が残せませんでしたが現在の一番仔です。水換え直後の画像です。腰から尾にかけ
て虎模様になり始めた仔がいます。色変わり前にしっかり太らせておきます。(また、ピンポン
でないかな〜?)
そろそろ色変わりが始まろうとしています。

今日はとても暖かくらんちゅう飼育日和でした。
バイオ飼育中のプラ舟にバイオの泡が立ち始めました。あっ!これは一雨来るな!と思いき
や、夕方滝のような雨が降りました。
雨予告の泡(プラ舟ジャンボの2番仔)

現在、4月4日孵化の2番仔を40匹入れています。先週は50匹でした。2番仔は他の舟にも
広げて220匹残っています。そこそこ良い感じできていますので、ちょっと期待しています。
水換えペースは週一回です。バイオの投入は週3回〜4回で冷凍ミジンコと砕いた赤虫を与え
ています。そろそろ粒餌も与えようと思います。
2番仔のプラ舟の中の画像

<ここで少しバイオバクテリア(バイオシークスルー)についてお話します>

上記プラ舟は一度もスポンジやタワシ等で洗っていません。水換え時に水道水で流すだけで
す。びっしり生えた苔がバイオのコロニー(住処)になるし、餌にもなるからなんです。また、苔
が生えた舟の方が水換え時の水あたりも少ないと思えます。
もし、水換えをしないでバイオ飼育した場合、数ヶ月経つと舟の底は磨き粉で磨いたようにつる
つるになります。バクテリアが食べてしまうんですね。指で船底をこするとキュッキュッ!って
音が鳴るほどきれいになってしまいます。

バイオバクテリアは水中に浮遊するものではなく、ろ材となるような舟の周りの苔、また糞や食
べ残しの有機物に定着する習性があります。
ですので、まったく新品の舟やきれいに洗った舟ではバイオの立ち上がり(バクテリアの定着)
に時間がかかるんですね。
まったく糞等の汚れ(有機物)が無い場合には、バイオバクテリアは自然消滅していきますので
バイオ投入を二日目から(多少汚れてから)お勧めしているのは、この理由からなんですね。
青水があればスムーズに立ち上がる理由も、同じ理由です。青水(植物性プランクトン)はバク
テリアの餌になります。

バイオ飼育の良さは水換えをしなくて済むことではなく、魚がいつも健康で餌食いの良い状態
を保つことに良さがあります。
らんちゅう当歳をつくり込むシーズンは意外と短く、例えば5月初めに仔引きした場合、9月の
早い品評会まで僅か4ヶ月となります。たった四ヶ月の間に何回もエラにしてしまうと、とても品
評会間に合わなくなります。健康状態を良好(餌を追い求めて泳ぐ状態)に保てれば、魚はど
んどん大きくなります。病気による体形の崩れも少ないですね。

2005年バイオ飼育では、水換えをあまりしないで魚を大きくすることをご紹介してきました。
ですが、品評会用の魚をつくるには、どうしても泳がせる(運動させる)必要があります。2005
年のバイオ飼育でも、らんちゅうは水の透明度がなくなると泳がなく(運動不足)なりますので、
腹が出てしまい尾ができてきませんでした。
良い魚をつくる場合はどうしても、水換えは必要です。飼育環境によってさまざまですが、最低
週一回は水換え(バイオ飼育の場合)をお勧めいたします。魚の餌食い状態や成長ぶりが見
えて楽しいですよ。

晴れた暖かい日は餌を多めに寒い日は少なめに、また、水換え後は多めに水換え前(水か汚
れてきたら)は少なめに等、病気に注意してご自分の環境に合った飼育スタイルを確立してく
ださいね。なんちゃって!


 2006年5月21日
おすそ分けした一番仔の画像がお友達のNさんより届きましたのでご紹介させていただきま
す。
HONOさん お久し振りです。
今春に譲って頂いた稚魚です。今朝、水替えと選別をしたついでに写真を撮ってみました。
今朝の選別で8匹まで減らし、画像の魚のレベルが5匹ほど、吻端も出始めまして良い具合で
す。もう直ぐ色変わりですが綺麗な更紗になってくれればと期待しております。
秋まで2〜3匹程度を残せそうです。
おすそ分けした一番仔(Nさん撮影)

す・・・すんばらし〜!しっかり育ててくれていますね。HONOの魚よりぜんぜん良いです。
少ししか送らなかったのに・・・・返して〜!!

話は変わりますが、バイオ飼育中の七番仔の舟です。ジュウタンのようなきれいな青苔が生え
ています。舟全体がろ過装置の役目を果たしているようで、ブラインシュリンプの食べ残しがが
たくさんあっても水が白く濁りません。
針仔飼育用の舟(現在7番仔が使用中だす!)


 2006年5月27日
わたくし・・・恥ずかしながら・・・取材を受け6月1日発行の金魚道第6号14〜15ページに登場し
てしまいました。でも、すごく恥かしいので皆さんあまり見てね・・・日本語になってない(^_^;)

金魚道 第6号
うわ〜!すごいピンポン!

・・・ということで、本日は水換えを行いました。毎週土日ペースで水換えをしています。(それし
かできないので・・・)
ブラインシュリンプを与える時期(サイズ)が過ぎると、食べ残しが少なくなり、糞の量が多くなる
のでバイオ飼育はとても安心な時期となります。画像の舟は、フードタイマーで粉餌を4メモリ落
としています。(朝5時30分と夕方5時30分に一回ずつ)後は、赤虫を1舟1日に一枚半程度与
えています。(魚の量に応じます)
全舟バイオ飼育中です。(一舟2番仔100匹)
一週間経つと結構見えない状態です。

<HONO流バイオ飼育水換え風景>
まず、魚を流さないように排水カゴを置き栓を抜いて水位を3〜5cm程度まで排水ます。魚を
傷つけず洗面器に移し易くします。
舟はスポンジやタワシで洗わずに水道水で流します。苔はバクテリアの餌や住処(コロニー)と
なっています。また、水道水に含まれる塩素程度では一度活性化したバイオシークスルーのバ
クテリアは大きな影響はありません。水道水を入れハイポを入れて10分程度で魚を舟に入れ
ます。この舟(内寸1500×1500)で60cm洗面器一杯の元水(バイオ飼育水)を魚と一緒に割
り水として入れます。<注意>水温合わせが一番重要です。水道水や貯水タンクの温度が低
いときは湯沸かし器のお湯で水温調整をします。
水換え後、30分様子をみたら通常通りたっぷり餌を与えます。(HONOは水換え日に餌は切り
ません)

排水カゴ
魚を傷つけないように網で追い詰めてゆっくり洗面器にすくいます。
舟は水道水でゴミを流すだけです。楽ちん!
HONOはハイポが溶けたら直ぐに魚を入れます。ハイポは適当ですが5粒ぐらいかな・・・

水を張っている間に選別します。一番仔は現在こんな程度
の大きさです。何匹か色変わりも始っています。
またピンポンできないかな〜!
<2番仔の選別/水換え>
2番仔は現在2舟に広げました。
本日は背腰もチェックしました。

これは残しですね。でもなんか変!
うわっ!こっ・・こりゃきびしい!
比較的背腰がきれいで、背腰の問題で撥ねた仔は二匹だけでした。

残念ながらハネ仔ちゃん!
本日の2番仔のハネ仔ちゃん
こんなに目先があってエラ深く、大物を感じさせる仔が多いのは生まれて初めてです。・・・・
なんちゃって・・・うそです!

 HONO産の今年の2番仔を(ハネ魚ですが)、今回は幼稚園、保育園や小学校、中学校
または、施設等でらんちゅうの青仔を飼育してみたい方がいらっしゃいましたらプレゼントさせ
ていただきます。(5cm以上の水槽等の飼育設備(エアーポンプ/ろ過器)がご用意できる場合
に限らせていただきます。また、水槽は衣装ケース等でも可能です。水換え等の世話が必要で
す。
粒餌(市販の餌)で育てられます。もしも・・・万が一お申し込みが多かった場合は抽選させてい
ただきます。送料もこちらで負担させていただきます。

<ご応募条件>
1.お受け取りは平日の午前中となります。
2.水槽等のサイズやろ過器(飼育器具)の有無をメールにてご連絡ください。
3.学校や園、または施設名とご住所お電話番号、お受取担当者名をご連絡ください。
<学校名や園/施設名は許可無くホームページに一切公開いたしません>

応募期間は一応5月31日までとさせていただきます。

・・・・また、思いつきで企画してしまいました・・・応募が一件もなかったら、はじゅかち〜!!
それでは気を取り直して・・・6番仔は現在、大きな舟で飼育しています。明日、日曜日に水換
え選別です。・・・ハネが多かったら、小さい舟に逆戻り〜の運命!
つい最近までミジンコを飼育していた舟です。
冷凍ミジンコも与えています。



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