2005年 バイオ飼育日記NO.8

2005年7月5日
第五回水換え後の23日目です。
水温23度
バイオシークスルー投入しました。
(週二回ペースでの投入)

フラッシュの関係で青水に見えますが、かなり
黒っぽい飼育水となっています。

そろそろ、マンネリ化してきましたので、新規(きれいな舟)でもう一つバクテリアの舟を立ち上
げてみますね。その方が参考になるでしょう!(上記舟の状況はは時々掲載します)

バイオバクテリア(バイオシークスルー)は魔法の粉ではありません。多少のコツも必要です。
ところどころ注意点を書きながら、スタートします。参考にしてくださいね。


バイオ飼育マニュアル(立ち上げ編)

2005年7月7日
今回のストーリーは、新しくプラ舟ジャンボを購入し、青仔を38匹をバイオバクテリアで飼育す
る場合を想定いたしました。(青仔はハネ魚を使用します。)

新バイオ飼育日記(初日)

苔も付いていない、新品のプラ舟です。
舟に水を張り、ハイポ(塩素抜き)入れます。

HONO丸は、一本のエアーを二本に分岐して使用します。(HONOのポンプは圧が高いため)
場所はバイオ飼育日記の隣にいたしました。
柔らかい細かい泡って何て良いのでしょう!!
ハイポを入れて30分程度エアーをし、水温を合わせます。(半日程度置ければ、尚良いです。)

<注意>水温だけは必ず確認してください。
青仔を38匹入れました。直ぐに餌は与えず、魚の様子を十分確認してから餌をあげます。
3cm〜3.5cm程度の青仔です。(5月末の仔)
餌を求めて元気に泳ぎ回っています。
現段階では、ブライン/冷凍ミジンコをあげています。もう少ししたら、砕いた赤虫も食べさせます。この魚はバクテリア飼育は初体験です。
(バクテリアになじんでいません)

<注意>この段階では、絶対にバクテリアを投入しないでください。
バイオバクテリアは餌が無く、活動できず水質を逆に悪化させることがあります。

2005年7月8日
バイオ飼育マニュアル(2日目)
バイオシークスルーはまだ投入しません。

やっちゃいました。ピンボケです。(ごめんちゃ
い!)
一日分の糞が舟の底に溜まっています。
夕方はブラインシュリンプも少しあげました。


<注意>あくまでも通常飼育(通常サイクルの水換え)にバクテリアを投入しながら立ち
上げると思ってください。
本日の紹介魚
先日の研究会の仔と兄弟です。8.5cm(4月初めの仔)
「一文字鹿の子更紗ちゃんU」ってとこかな!!
魚っぷりは良いですが、尾が弱めなのが残念!


2005年7月9日
バイオ飼育マニュアル(3日目)
バイオシークスルーはまだ投入しません。
<4日目より投入開始いたします。>

バイオ飼育に限らず、新しい舟や水槽は水を
作るのが難しいんですよ。

<注意>ただ一つだけ・・・・焦らないでくだ
さいね!
舟の底や水面に青仔達の糞が溜まってきました。
本来ですと、多少でも苔の付いた舟でスタートした方が立ち上げ易いんです。
<皆さんの疑問>
・・・HONOさん!なんで今回ハネ魚(青仔)なんですか??
<HONOの回答>
・・・この仔達はハネ魚しか残らなかったの〜!!

2005年7月10日
バイオ飼育マニュアル(4日目)
バイオシークスルー1回目の投入です。
水温27度

今日は、暑い日でハウス内のファンを回しまし
た。
この先、飼育水の状況い応じて、1回目の水
換えを行います。(まだしませんよ!)
バイオシークスルーの投入方法(おさらい)

バイオシークスルー(画像Aです)は、少なめで結構です。100リットルに対し0.5g〜0.7g程度


<ご注意>バイオバクテリアを多く入れ過ぎる事は禁物です。
ほら〜!も〜!撮影しながら入れたから、こぼした〜!!(完全逆切れ・・・)

気を取り直して・・・・
(HONOはホーローの熱の伝わり易い容器を使っています。でも、何でもOKですよ。)

<ご注意>バクテリアを起こす時だけA/B別々のお願いします。バクテリアを起こした後は一緒に投入してもOKです。
右がバイオシークスルーA左がです。
<ご注意>小さめの容器と少な目の水(少ない密度)の方がバクテリアを起こす上で非常有効です。(起こす時だけ)

水温が高いので、舟の飼育水を使います。バイオバクテリアを入れ、軽く混ぜて舟に浮かべておきます。<20分前後>
時間にはあまり神経質にならず、時間の無い時は短くても結構です。
<ご注意>バクテリアを起こす温度が低すぎると良くありません。30度がベストです。
バイオーシークスルA/B共に飼育水に入れます。容器も飼育水で洗うように入れてください。
バイオシークスルー投入後、直ぐに細かい泡が増えました。

らんちゅうのお腹(腸)の中にもバクテリアが残りらんちゅうの消化吸収を助けます。

この仔達はバイオバクテリア初体験です。

本日の紹介魚
バイオ飼育日記の仔と兄妹です。(3月末の仔8.5cm)
尾構えや尾の張り具合は抜群です。頭もボディも良いと思います
が・・・・しっ・しかし・・・目先の柄が残念!一文字になっていれば上
見が全然違うのに・・・左のお手手も白だし更紗は柄で得をします
が、損することも多いですね(^_^;)




2005年7月11日
バイオ飼育マニュアル(5日目)
バイオシークスルー投入2回目です。
水温27度

飼育水の汚れ具合は水量/魚の数/餌の量/
日のあたり方等によって違ってきますので、
ご注意ください。

これから、暑さとの戦いです。風のある日は良
いのですが、風の無い真夏日が怖いですね。
夏場は網戸(鍵付き)にして、なるべく風通しを良くします。ハウス内(部屋)飼育の方は得に風通し(蒸れ)に注意しましょう。
でも、無用心に開けっ放しも注意が必要ですよね。(^_^;)

<ご注意>風通しやエアーポンプの置場に注意しましょう。バクテリアは新鮮な空気が大好きです。

<バイオバクテリアのちょっとしたひとりごと>
バイオシークスルーにブレンドされた数種類のバクテリアは実はものすごくデリケートで弱い
(自然界で自己増殖できない)バクテリアなんです。だから、有る程度連続投入が必要なんです
ね。このバクテリア達は気の優しい力持ち・・・ってとこかな??

バイオ飼育水が雨水と一緒に流れても下水にながれても、自然に菌数減少(死滅)していきま
す。自然の生態系をかえたり、環境を破壊することは全くありません。ご安心ください。とっても
自然にも優しいバクちゃんです。

こんな話をする訳は、実はバイオバクテリアは自然菌よりも弱い菌なんです。蒸れた環境では
カビ等の菌の方が優勢種になってしまう場合もあります。通常飼育でも、水面に風が通る(あ
たる)ことは、皆さんが思っている以上に重要なことなんです。らんちゅうの病気の発生率もは
るかに違うはずです。特にエアーポンプの置く位置は許される限り、風通しの良い新鮮な空気
が取れる場所に置くことをお勧めします。


2005年7月12日
バイオ飼育マニュアル(6日目)
バイオシークスルー投入3回目です。
水温23度

魚が見えずらい、濁り方になってきました。
舟の底にも糞(汚れ)が溜まってきています。
バイオバクテリアの細かい泡も出ています。
青仔も絶好調です。


2005年7月13日
バイオ飼育マニュアル(7日目)
バイオシークスルー投入4回目です。
水温24度

ちょっと見えづらいけど、青仔もすくすくと成長
しています。(一回り大きくなりました。)

2005年7月14日
バイオ飼育マニュアル(8日目)
バイオシークスルー投入5回目です。
水温24度

明日、第一回目の水換えをする予定です。
(バイオ飼育立ち上げ時は早め水換えをお勧
めします。)

恒例のバイオ飼育日記の舟のお魚チェックタイム!!
第五回水換え後の33日目です。
水換え無し、一ヶ月以上が経過しました。

バイオシークスルーは週二回ペースでの投
入です。
飼育水を手にとって鼻先で匂いを嗅いでみましたが、(ここまで来ると)ほとんど匂いがありません。

(ゲッ!!鼻に付いちゃった。バッチイ!!)
いや〜!魚を探すのに苦労しました。(手探り!)白い仔ばっかり目立ちますね。
半分は数合わせのお供です。
皆さんにプレゼントできるような魚は2〜3匹かな〜!(後はお供でね・・・)

あっ!いけない!飼育水が入っちゃった!
(左)2005年6月25日の時
(右)2005年7月14日(本日)
少し魚に幅がでてきました。このまま行くと秋には結構巨大になっちゃいますね。
真ん中の仔はこんな柄になってしまいました。残念ながら、会で使える仔はいません。皆さんに
秋までの変化(バイオ飼育日記)を見ていただいた後、今年の出演魚(タレント魚)をプレゼント
しますね。(何〜!いらないって??)
おデブな仔はどーしたって?・・・とても見せられないおデブ体型になっています。ギネスに申請
しようかしら!!

<バイオ飼育経験で思うこと>
バイオ飼育の特性上、飼育水の水換えをしないで飼育した場合、魚の腹が付き易くなる傾向
があるようです。当歳(成長期)にはある程度水換えしながらバイオ飼育した方が良い魚がで
きそうです。(特にブラインシュリンプの時期は水換え重要!)来年は定期的に水換えをうまくし
ながら、大会用の魚をバイオ飼育(プラ舟)で作ってみましょう!(自信たっぷり!)
また、逆に腹付きの悪い仔を集めてバイオ飼育すると、すごい魚に変身するかもしれません
ね。

魚を大きくするには、舟の大きさに対する魚の数、餌のバランスです。(特に魚の数)魚が大き
くできていなかった方は、今年のバイオ飼育日記を見直して、魚を減らしていくタイミングを真
似してみてくださいね。(減らし過ぎも禁物です・・・)
密飼いのままでは、バイオ飼育でも魚は大きくなりません。




2005年7月15日
話はバイオ飼育マニュアルに戻ります。
バイオ飼育マニュアル(9日目)
水換えのためバイオシークスルーは投入し
ません。
水温27度

第1回水換えタイム!!
飼育水と一緒に青仔を洗面器に移します。

舟の水を抜きました。(全部)
舟の底には、少しだけ苔が付きました。
水道水で軽く流します。タワシやスポンジは使いません。
多少、舟の底にゴミが残っていても大丈夫です。
塩素抜き(ハイポ)を入れます。
HONOはいつも10分ほどで魚を入れます。

必ず、元の飼育水と水温を合わせてください。
(湯沸かし器のお湯やヤカンのお湯を使って、迅速に温度を合わせます。)


<注意>水換え時、魚を洗面器に入れておく時間をなるべく短くしましょう。また、洗面器の中でもエアーレーションしてください。
元水(洗面器一杯)ごと魚を放します。
今回、魚はハネておりません。(だって全部ハネなんだもん!!)
必ず、水換え後は魚の様子を暫らく観察してください。
また、2日程度バイオシークスルーは投入しません。
第一回目水換え終了です。後1回〜2回バイオバクテリアを投入しながら水換えすると、失敗
の無い(スムーズな)バイオ飼育ができます。

2005年8月11日追記:

<注意>今回、9日目に一回目の水換えを行いましたが、季節によっても大きく変わり
ます。真夏の場合はなるべく早めに立ち上げ時の水換えを行ってください。また、魚の数
や餌の量によっても変わります。ここで、ご紹介している水換えの日数はあくまでもご参
考までと思ってください。

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