2005年 バイオ飼育日記NO.1

バイオバクテリア(バイオシークスルー)稚魚飼育編

バイオシークスルー商品化記念プレゼント(終了)でご当選された熊本のbrioさん
神奈川県のいた蔵さんと一緒にHONOも同じ条件でバイオ飼育日記を更新して
いきます。参考にしてくださいね。ちょっと専門的なお話も入りますが・・・・・

<当選商品発送の紹介>
無事当選品も発送いたしました。無選別の稚魚もこんな感じでガバー!っと送り
ました。

バイオシークスルーA/B(100ml)&HONO丸+無選別稚魚

さあ!届きましたら、一緒にバイオ飼育する〜?? えっ!しないの?まだ届い
ていないのね!


2005年4月8日
今回は、プラ舟ジャンボを使用したバイオ飼育
のご紹介です。
あまり日当たりのよくない場所ですが・・・
<日が当たる時間:午前6時〜8時のみ>

<重要>舟のサイズ(水量)に合った魚の
数で飼育しましょう。密飼いでは魚は大きく
なりません。

バイオ飼育の場合は、溶存酸素が多く必要で
す。(通常飼育より)
エアーは一本を二股に分岐してHONO丸
2個使用しています。
(エアーストーン1個で多く酸素量を出すより、
より溶存酸素を高められ、稚魚にとってもあお
られること無く快適な飼育ができます。)

<重要>バイオ飼育は溶存酸素が多く必
要です。細かい泡の出るエアーストーンを
ご使用ください。


2005年4月9日
しかし、今回当選品の中にHONO丸1個しかい
れてませんでしたので、HONOも同じ条件で立
ち上げます。(なるべく上記画像の2個使用をお勧めし
ます)
また。舟の水量を把握しておく必要がありま
す。バケツ(15リットル)で計りながら100リッ
トルを入れました。(プラ舟ジャンボは満水で2
10リットルです)誤解の無いように・・・・

<重要>舟の水量(飼育時)を把握しておく
ブラインシュリンプを与初め1日目です。。

HONOも無選別の池から200匹を救い、選別して100匹を残しました。
100リットル100匹からスタートします。


2005年4月10日
ブラインシュリンプを与え始め2日目です。

舟の底にブラインの食べ残しが薄っすら見え
ます。ヒーターは20度に設定してあります。

<重要>20度以下にならないように注意
してください。この場合ヒーターは最低200
W必要です。

バイオシークスルーはまだ投入しません。


2005年4月11日
ブラインシュリンプを与え始め3日目です。
<水温20度>

先日までの暑さとは打って変り、かなり冷え込
みました。稚魚にとって急激な温度変化は良く
ありませんので、夕方から朝にかけて舟に蓋
をします。(冷え込み予防と電気代節約のた
め)

<重要>温度変化を避ける(特に夜間や
朝方の冷え込み)

バイオシークスルーはまだ投入しません。
明日から投入開始します。


2005年4月12日
ブラインシュリンプを与え始め3日目です。
<水温20度>

それでは、本日よりバイオシークスルーA/Bを
投入開始いたします。
まず、初めに投入量を確認しておきましょう。備え付けのスプーンを乗っけて0表示にししてみました。
スプーン山盛り一杯で(あっ!こぼしちゃった)
1グラムです。(こぼれるぐらいで・・・)
スプーンに軽く山盛り一杯で0.7〜0.8gです。
今回、プラ舟ジャンボニ100リットルノ水量ですので、バイオシークスルーの投入量は1回に0.7g程度で十分です。(各AB共に)
水はなるべく塩素抜きしたものを使用してください。バイオバクテリアを起こす場合、水の密度はなるべく少ない方がより効率的です。

バイオシークスルーA/B共に投入しました。容器は熱の伝わりの良いホーローを使っています。
良く混ぜてバイオシークスルーA/B共に投入しました。容器は熱の伝わりの良いホーローを使っています。
ブラインシュリンプを湧かしている時期は、その中で湯せんする感じで30分放置(ベストな時間)します。<28度になっています>
HONOはいつも忘れるので30分タイマーを使っています。

<バイオバクテリアを起こすベストな条件>

<30度で30分>
バイオシークスルーA

画像にマウスを合わせて見て頂いた通り、バイオバクテリアを寝かせた籾殻/糠ごと投入し飼育水の中で洗うようにしてください。
バイオシークスルーB

画像にマウスを合わせて見て頂いた通り、バイオバクテリアを寝かせた籾殻/糠ごと投入し飼育水の中で洗うようにしてください。
バイオシークスルー投入後の舟の様子
いよいよバイオ飼育の始まりです。バイオバクテリアは稚魚の糞やブラインの食べ残し(死がい)を食べて、分裂して活動していきます。

<注意>バイオバクテリアはさら水では活動できず死んでしまいます。(バクテリアは汚れが餌となります)

それでは、ここで少し難しいお話になりますが、
バクテリアの(培養)起こし方について解説いたします。

バイオバクテリアを5分10分20分30分に分けて起こしてみました。
バイオバクテリアは顕微鏡で観察する事が出来ますが、その菌数を測定することはまず顕微
鏡では無理でした。

菌の形態もまちまちで動くスピードもそれぞれ違います。(最初はみんな球形です)
後に変化が現れます。(それはまた今度・・・)

HONOのバイオ飼育研究用顕微鏡
バイオシークスルーAの顕微鏡画像
わざとピンボケにしています。(うそです!)

<バイオを起こす時間(培養時間)の30分の解釈>

バイオバクテリアの場合、いくつもの菌種をブレンドしているため種類によって数分で活動する
ものもあれば多少時間のかかるバクテリアもあります。起こす水量(密度)によっても違ってくる
でしょう。
ブレンドされた全てのバクテリアが起こせるベストな時間とお考えください。

2005年4月13日
バイオシークスルー投入2日目です。
暫らく毎日連続投入いたします。
<水温20度>

なんだか2月並の寒さになってしまいました。
(電気代かかりそ〜!)

<重要>バイオ飼育の舟の底にブラインシ
ュリンプの食べ残しが堆積いたしますが、
決して取ったりかき混ぜたりしないようにし
てください。

舟底の水を顕微鏡でチェックいたしました。数
種類のバイオバクテリアが活発に活動してい
ます。ブラインシュリンプの食べ残しや稚魚の
糞を食べて(分解)いるんですね。後に現れて
くる虹色の泡はバイオバクテリアの活動時の
分解酵素なんです。
顕微鏡ですでに原虫の活動も見受けられまし
た。
順調!順調!

キャー!HONOちゃんの横顔初登場!

<注意>皆さん!これらは説明のためです
ので、ここまで真似しなくてもも良いですよ

まずここで、pHを計っておきます。
現段階では、HONOの飼育場の水道水と全く
同じpH7.3でした。

アンモニアや亜硝酸濃度も測ってみますね。
予定通りの数値です。
アンモニアは0.25mg/L 
アンモニアは、十分な酸素があれば硝化細菌よって亜硝酸塩に酸化します.。
亜硝酸塩は、別の硝化細菌により毒性の低い硝酸塩へと酸化します。
硝化作用により分解された硝酸塩は、藻類が硝酸塩を吸収し、魚が藻類を食べ、稚魚の排泄物がアンモニアになるといったサイクルを繰り返します。
コケや青水は自然の浄化作用が働いているから、魚にとって安全なんですね。
亜硝酸濃度は0.3〜0.5mg/Lです。
まだ、もう少し高くなってくると思います。
(通常ですとそろそろ水換えの時期です。)

特に新しく舟を立ち上げた場合、最初の1〜2週間で魚を病気にしてしまう場合があります。
硝化細菌の窒素循環が安定しない時期に餌をあげすぎてしまう場合です。
バイオ飼育に関しましても、魚の餌は通常飼育と同量にしてください。

<注意>餌のあげ過ぎに注意しましょう。減らす必要はありません。たっぷりと通常通りの量(特に最初の2週間)

2005年4月14日
バイオシークスルー投入3日目です。
pH7.3

特に変化はありませんが、若干飼育水の色が
濁ってきました。(日当たりが良い場合は多少
青水がかった色になっていると思います)

バイオシークスルーの投入時間はいつでも結
構です。
ブラインシュリンプは1日2回朝と晩にあげてい
ます。


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