2008年バイオ飼育日記NO.7

2008年06月12日
4月22日産卵のプラ舟の仔は、本日水換えをしました。少しの間週2回水換えを行います。
(色変わりしたら、水換え無しのどろどろバイオ飼育に変えちゃうかも・・・)
だいぶコロコロしてきたでしょ!今回は45匹のままで、魚の数を減らしていません。
粒餌もたくさん食べてるよ〜!

今日はご質問が多かった水深について、少しお話しさせていただきます。深い〜話!いやっ!浅いかな?
あくまでもHONOの考え方ですので、参考になるかどうか・・・
全体的にHONOの飼育水深は深目で飼育しています。なぜならば、浅く飼育するのが嫌いなんだもん!
飼育日記のプラ舟の水深18cm弱

稚魚期の尾の形成には水深は浅い方が良いとされていますが、HONOは水深30cm(一般的な飼育舟)
以内では、尾開きや尾芯立ちに影響が無いと考えています。
ましてやプラ舟では水深20cm以上水を入れたらあふれちゃうし・・・
そりゃ〜1mや2mにして飼育すれば、問題があると思いますけど・・・
ご参考までに、プラ舟ジャンボ180で水深6cmの水量を測ってみました。
一般的なバケツ(15g)で2杯とちょっとです。約33gでした。
プラ舟ジャンボ180で水深6cm (約バケツ2杯) だれが、腕の毛を見ろと言った・・・

水深を気にする前に、まず水量を気にすることが重要だと思います。多い日も安心!なんのこっちゃ・・・
プラ舟ジャンボ180で6cmで飼育する場合は水量が約33gしかないので、水質の悪化の方が心配ですね。
飼育水も早く傷む分、餌喰いも落ちるのでいつでも水換えできる体制が必要となります。
特に針仔の時期、ブラインシュリンプの食べ残しはものすごく有毒なアンモニアを大量に発生させます。
水量が少ない分、エラ病等の病気への危険度も高くなると思います。

また、水量が少ない分外気温による水温の変化も大きいと思います。(HONOはハウス飼育なので、要注意!)
初心者の方や忙しくてなかなか水を換えられない方には、少し水深を深めにすることをお勧めしています。
だって、エラにして殺してしまうより良いでがしょ!

HONOのプラ舟の水量は水深約18cmですから、約100gになっています。1日に与える餌の量もかなり多
いので、水深は深めの方が好きなんだも〜ん!以上HONOのひとりごとでした

次回、気が向いたら一番ご質問の多い餌の量に対する考え方をお話します。
金魚ランキングが下がったらしないもん・・・

2008年06月15日
世の中は今日、父の日だったんですね〜!
プレゼント抽選委員長のほのちゃんよりお手紙をプレゼントしてもらいました。
らんちゅうの世話ばっかりしていてゴメンネ〜!!
・・・お風呂入った後にパジャマを早く着る競争をしています。
<抽選委員長直筆>なんの絵か分かるかな〜?

何と回転寿司屋の絵でした。結局・・・回転寿司を食べに連れて行かされました・・・・(^_^;)

それでは、らんちゅうに戻りまして・・・プラ舟飼育の仔は本日水換えです。魚の匹数は変更していません。
このぐらいのサイズでは、まだ30匹以上入れておいた方が良いと思います。
プラ舟で20匹程度に減らすと、少し魚がビビッてしまい餌食いが落ちてしまうようです。
右のフードタイマーの大きさで比較してね。頭も少しずつ丸みが出てきました。

HONOの使用するプラ舟はフロ栓加工を施しています。
水換え時には、まず始めに水深5cmぐらいまで飼育水を抜きます。
水量が多いと魚を捕まえることができないし、尾を傷つけてしまう可能性が高いためです。
プラ舟では台所の排水用の網を使って、飼育水を抜いています。(もちろん100円ショップ用品)
できるだけふくらみの大きい網の方が、魚が吸い寄せられなくて良いですよ。
魚が吸い落とされてしまうので、必ず出っ張った方を上にします。
水深が5cmぐらいになったら再びフロ栓をします。 網を使わず手で丁寧に魚を洗面器に移します。
左利きじゃないもん!(右手はカメラ)

下の画像は4月12日産卵の仔です、プラ舟の仔も後10日経つとこんな感じになってくるのね〜!
頭が四角くなってきました。左の仔は腹出すぎかな?

これは、3月5日産卵の仔です。だいぶ色変わりが進んでいます。頭も出てきましたね。
来週から研究会も始まるし・・・使える仔がいるかな〜??
ラッキー!更紗はみんな尾と前鰭には赤が残っていますね。7〜8cmくらいかな?
もう少し色変わりが落ち着くとしっかりしてくると思います。

3月11日産卵のピンポン系です。
色変わり中は、魚が悪く見えてしまうのでなるべく見ないようにします。
尾も弱くなったり痩せてきたりしますね。しっかり色が落ち着くまで、辛抱辛抱!
(魚は良く見える時に選別し、全体的に悪く見える時はハネない方が良いですよ!)
う〜ん!マンダム!なんのこっちゃ?

金魚ランキングの急上昇ありがとうございます。ベスト10入りは久しぶり〜!おじさんうれぴ〜だす。
それでは、HONOのひとりごとですが、与える餌の量のお話をさせていただきます。

魚を大きくしようとして、餌だけを多く与えてエラにしてしまうパターンの方も多いと思います。
与える餌の量は、飼育環境や飼育スタイルによって大きく変わるので、非常に難しいと思います。
あくまでも、参考程度にお話させていただきます。
例えば、おすもうさんが1日に食べているご飯の量を普通の人がいきなり食べ始めたら、お腹を壊して
しまいますよね!同じくらんちゅでも日ごろから餌をたくさん食べている仔は十分食べられますが、いき
なり餌の量を増やすのはとても危険です。餌をたくさん食べれる条件を考えてみましょう!

まず、第一に魚(稚魚期)は群れで行動する習性があるので、飼育匹数のバランスはとっても大切です。
稚魚期(色変わりが落ち着くまで)は競って餌を食べるバランスの良い匹数がとても重要だと思います。
赤虫を十分に食べれるサイズの魚なのにプラ舟の隅に固まっていて泳がない場合、匹数が足りないと
思って下さい。餌を入れても、直ぐに餌に近寄ってこない時はかなり警戒(ビビッて)しています。
魚が常に警戒していると、餌を食べても本能で大きくならないのかしら・・・と思う時があります。
逆に過密飼育も良くありません。
※魚の減らし過ぎ、多過ぎで過去にたくさん失敗しました。尾にも大きく影響します。

第二に水換え頻度(飼育スタイル)により餌の量を決める必要があります。
同じ水量の舟で同じサイズの魚(匹数)を飼育している人がいるとします。
一人は毎日水換え、もう一人は週一回水換えで飼育している場合、圧倒的に餌の量は違ってきます。
前者の常に更水飼育では餌食いも良いし、毎日水換えなので餌の食べ残しの心配も少ないですね。
でも・・・毎日水換えはちょっちね〜! そこで、バイオシーク・・・宣伝はいいちゅうに!

第三に飼育環境(飼育舟の状態)の違いです。(きれいな舟ほど、水の痛みは早いのよ〜!)
それでは、飼育日記のプラ舟の仔を使って検証してみたいと思います。
これは、第二の水換え頻度と大きく関係があります。

左画像はバイオ飼育中の45匹(4月22日産卵)です。
右の舟は、直ぐ下の段のプラ舟です。(苔も無く、きれいな状態の更水)水量は同じにします。
バイオ飼育の45匹を突然、右画像の舟に全て移して、現在と同量の餌を与えてみたいと思います。

時間ごとに飼育水の状態を撮影してみたいと思います。
餌の量は1日に冷凍赤虫2枚+粒餌(稚魚用)フードタイマー<5メモリ>を3回(朝5時/11時/夕方5時)
です。続きは後日ということで・・・

2008年06月19日
それでは前回の続きです。
環境(舟)が変わることに対しての餌食い状態を検証します。<6月17日〜18日>
バイオ飼育のプラ舟(45匹)を下の段のきれいなプラ舟に移してみたいと思います。
今回、バイオシークスルーの使用は無しでの検証です。
左上段から下段へ移動です。(移動後の画像だけど・・・)

<移動前>午前5時粒餌投入/午前7時赤虫半分/午前10時30分に粒餌投入済み
<6月17日 スタート当日> 45匹を下段のプラ舟に放流
いつもどおり赤虫半分投入(食べ終わるまでいつもの倍の時間がかかりました)
粒餌5メモリを投入(こちらも食い悪し!)
餌の食いが悪いので赤虫一回分カットしました。
<6月18日スタート翌日> かなり飼育水が傷み悪臭がしています。魚の動きも悪いですね。
これ以上はやばそうなので、ドクターストップ 赤虫も食べ残し・・・
粒餌も食べ残し・・・ 元の舟に撤収(なんかやつれた感じ・・・ゴメンネ!

同じ飼育場で、同じサイズの舟でも魚にとっては環境が大きく変わります。
これほど、餌食いが落ちるとは自分でも思っていませんでした。本当は思ってたけど・・・
通常1回分の餌を30分以内に食べ終わるのですが、1時間以上かかったようです。しかも食べ残し状態・・・
魚は想像以上のストレスを感じていたようです。食べながら痩せていく感じかな・・・
これは、水換えしたことが原因ではありません。同じ馴染んだ舟であれば、水換えした日は食欲旺盛です。
結果として、水換えごとに舟を変えるのではなく、できるだけ同じ舟で飼育することが望ましいと思います。

それから、この仔達がこの舟に慣れたとしてもきれいな状態の舟でたくさん餌を与えて飼育する場合、
ほぼ毎日水換えしてアンモニアを放出しないと病気になってしまいますね。

このように新しい舟で新規に飼育を開始する場合、魚を舟に入れてから環境に馴染むまでしばらく餌を与え
ずに、遠目で見て魚が舟の底をつつきだして餌を求めるようになってから、少量を与え序所に慣らしていくと
良いと思います。
特に日が当たらない場合、苔が生えにくいので水換えも早めにする必要があります。

以上、飼育環境や魚の匹数、水換え頻度等飼育スタイルによって与えられる餌の量は異なってきます。
皆さんの飼育環境の中で、より魚にストレスを与えず、より餌食いが良くなる方法を考えていただくと良い
結果につながるのでは・・・と思っている次第でございま〜す。(何が言いたいのか分からなくなってきました。)
あくまでもHONOのひとりごとだからあまり参考にしないでね!
今回はバイオシークスルーの宣伝しなかったぞ〜!えらいでしょ!


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