2006年バイオ飼育日記NO.2


 2006年3月11日
例年より少し早いですが、そろそろ雄雌を合わせようと思います。これから大変な時期がはじ
まろうとしています・・・・・ワクワクする時期ですが、体が持つかしら・・・・??

二歳や親の飼育舟は、相変わらず週一回水換えしています。(バイオ飼育する〜の場合)
産卵前は餌の量も多いので、通常飼育の場合は4日程度で水換えした方がよいと思います。
私のバイオ飼育の水換えサイクルは下記の通りです。バイオは週三回の投入です。
特に産卵前は新しい水の刺激が必要ですので、9割以上更水です。でも、必ず割り水はいたし
ます。餌は水換え日も切っていませんが、お休みの日は餌を多く上げ勝ちになりすので、注意
が必要です。
水換え
バクテリアの投入
土曜日
×
日曜日
月曜日
×
火曜日
水曜日
×
木曜日
金曜日
×

水換え後2日目
水換え後3日目
水換え前の金曜日には魚が見えなくなってしまいます。

そろそろ、お腹が「ぷよんぷよん」ですので、親魚を合わせてみました。(右画像)三歳雌

あれま〜!最後に起こした親魚が先にできあがってきてしまいました。
今年はタワシ産卵に挑戦してみます。タワシの利点は早朝いつ産卵してもタワシの上に落ちた
卵が食べられないので、親魚の調子を崩さないところにあります。寝坊してもOK・・・?(^_^;)

 2006年3月13日
二歳もいよいよですね。雄もばっちり仕上がっています。
雌が追っかけられていますね。朝日が最初に当たる舟に夕方仕掛けてみました。
二歳の掛け合わせの舟 右画像は雄の巣づくりでしょうか?

これから寝不足の時期が続きそう〜です・・・・・!!


 宣伝タイムです。

HONO丸でおなじみのエアーストーンがいよいよ店頭で販売されることになりました。
下記の店舗で店頭販売されていますので、是非、HONO丸の微細な泡を目で確かめて
みてくださいね。
販売店
バナー
場所
龍宮傳
こちらから
らんちゅう武道館
こちらから

龍宮傳さんでは、バイオバクテリア(バイオシークスルーA/B)も販売しています。
いくつかバイオ飼育中の舟がありますので、是非、のぞいてみて下さいね。店長の中村
さんが親切にバイオ飼育の説明をしてくれますよ。

HONO丸
HONO丸<プロ>

稚魚の飼育にも細かい、やわらかいエアーレーションはとても有効です。エアーを絞ってお使いいただくと、より細か
い泡が発生します。水中の溶存酸素はエアー量を増やしてもなかなか増えません。
より飼育水中に酸素が溶けやすくなるためには、微細なエアーを水中により長く留めることで、大幅に溶存酸素(水
中に溶け込んでいる酸素の量)が増大します。
十分な溶存酸素量は、らんちゅうを健康的で大きくするばかりでなく、嫌気性の腐敗菌や病原菌の発生を防ぎ、病気
の発生にも大きく影響します。
以上、宣伝終わりです!HONO

 2006年3月14日
明け二歳の舟が、無事産卵いたしました。水温は20度維持です。
今回は自然産卵でとりました。
しっかり日除けをして4日待ちます。

受精率があまり良くないかもしれませんね。でもこれで、稚魚からのバイオ飼育説明がスタート
できそうです。今年は昨年と違い、週一回の水換えバイオ飼育を説明いたします。


 2006年3月18日
産卵から四日目に無事孵化しはじめました。画像ではなんかゴミに見えてしまいますね??
毛仔がしっかり舟底にへばり付いています。 稚魚のためにHONO丸でエアーを絞り、
細かく柔らかい泡を発生させています。

明日、ブラインシュリンプの準備をしなくっちゃいけやせんね!明後日頃からブラインを与える
予定です。餌を与えるまで、バイオシークスルーは投入しません。
うまく間を空けて、仔引きしたいのですが・・・いっぺんに産卵ラッシュになりそうです。(^_^;)
電気のブレカーが落ちないように気をつけなくては・・・・

そうそう!!明日は出雲からフクちゃんが遊びに来ます。楽しみ楽しみ
後でフクちゃんのバイオ飼育日記でご紹介しますね。

****お魚紹介****
今回、一番がんばってくれた二歳オスです。


 2006年3月20日
孵化率が悪いかな?・・・と思っていましたが、結構、数多く孵化しました。
なかなかいい感じです。バイオ飼育で育てますので、産卵後の舟のまま孵化させています。
HONOの飼育場ではバイオでミジンコを湧かしていますので、少しミジンコを入れています。
活きミジンコが少し(おちょこ一杯程度)あると飼育水の浄化にもなるし、ミジンコが毎日子供を
産むので稚魚には最適です。
この舟は1200×1000のFRPです。

泳ぎだした稚魚達・・・あれ?ミジンコと同じ大きさだ!

いよいよ明日より、様子を見ながらブラインシュリンプを与え始めます。
昨日より、発砲スチロールの箱にサーモ付きヒーターを27度でセットしておきました。
HONOのやり方ですが、朝、汲み置きした水に2%の塩を入れました。(水1リッターに対して塩
20g)ブラインシュリンプエッグは水1リットルに対し2グラムを目安に入れています。
明後日からは夕方も与えますので、1日2回ブラインを湧かします。稚魚の成長と共にブライン
の量を増やしていきます。
ペットボトルをカットして作ったじょうごです。
多過ぎないように注意しましょうね。

エアーストン(全開)を入れて・・・・
・・・・できあがり!24時間待ちましょう。

稚魚の飼育舟を0.15〜0.2%程度の塩分濃度にしておくと、孵化したブラインシュリンプが長く
活きているのでとても良いですよ!(飼育水100リットルに対し塩を150g〜200g間違えないで
ね!

 2006年3月22日
順調に孵化し、大体の稚魚が泳ぎはじめました。昨日はほんの少しだけブラインシュリンプを
与えました。最初はあまり食べられないので少なめにします。様子を見ながら、少しずつ与える
量を増やしていきます。
HONOはゴミが溜まってしまうので、早めに人工産卵藻をはずしてしまいます。
人工産卵藻の中にたくさん稚魚が入っていますので、丁寧に振り落とします。

人工産卵藻をはずした画像です。エアーはHONO丸<プロ>2個で、エアー量を絞って稚魚に
優しく細かい(柔らかい)泡を発生させています。飼育水中の溶存酸素が高められます。
曲がりが少なくしっかりした稚魚で期待が持てそうです。3000匹程度でしょうか?

HONOのブラインシュリンプを与える手順です。
人それぞれですが、HONOは濾したブラインシュリンプの幼生をそのまま与えます。バイオ飼育
なので、飼育水の傷みを気にしません。
24時間後(前日の朝セット分)
ブラインの殻を分離します。
黒テープを貼った蓋をして光を遮ります。
ブラインの幼生は光に集まる習性がありま
すので、下に明かりが入るようにしています。
5〜6分待ったら下からブラインの幼生を取
り出します。
HONOはそのまま稚魚の舟にゆっくり注ぎま
す。ふっくらしたブラインで美味しそう??
※最初から与えすぎに注意してくださいね。

画像を撮り忘れましたが、本日少なめに第一回目のバイオシークスルーA/Bを投入しました。
昔撮った画像でごまかします。

25日土曜日に一回目の水換えを行う予定ですので、バイオシークスルーの投入は23日24
日と2日間投入します。


 2006年3月23日
餌やり3日目になりました。ブラインシュリンプは朝と晩に与えています。
餌開始10日〜2週間で第一回目の選別を行いますが、孵化した稚魚の数が多すぎる場合は
早めの選別を行います。
この段階では、まだまだ良し悪しがわかりませんが、泳ぎ出しはスムーズでした。

昨日、画像を撮り忘れましたので、あらためてバイオシークスルーの投入手順です。
バイオA/Bは別々の容器でバクテリアを湧か
します。(できれば汲み置きした水)
軽く混ぜてください。(うわっ!いつの間にかバイオ
Aのシールがはがれてる〜!)
シュリンプ孵化用の容器に浮かべ10分〜20
分待ちます。湧かす量が少ないので10分
程度で良いでしょう。
バイオAとバイオBを飼育舟に投入します。
どちらが先でも結構です。容器は飼育水で
洗うようにすべて投入します。

HONO丸のエアーを絞った画像です。稚魚に優しく柔らかい
泡です。バイオシークスルーの投入後、直ぐにバイオ酵素
の泡が立ち始めました。


 2006年3月25日
今日は二歳魚の水換えをいたしました。
たまには魚の画像が無いと味気ないので、これから活躍してもらう雄を撮影してみました。
下記の二匹は特に巨大になってしまって、二歳魚とは思えません。
二匹とも雄です。

君〜!なんちゅうフンタンしとんねん!
ちょっとひねりがありますが良い雄種ですよ


 2006年3月26日
二歳の合わせた時から数えると13日目(第一回目)の水換えとなります。バイオバクテリア(バ
イオシークスルー)を使用していますので、まだまだ飼育水はきれいな状態ですが、数が少し
多いので水換えを兼ねてプラ舟ジャンボ(2舟)に移しました。(水温合わせは要注意です。)
HONOのやり方ですが、水換え時のショックを和らげるために必ず割り水をします。
水換え前
割水用にバケツに飼育水を汲んでおきます
60cm(大きめ)の洗面器に飼育水を入れま
す。
稚魚を丁寧にすくい、大きなゴミを取り除き
ます。結構大変!
半分ずつ二つのプラ舟に移しました。
各舟2000匹ずつぐらいでしょうか・・・

*バイオバクテリア(バイオシークスルー)で水換えと選別は遅らせることができますが、この
時期はバイオ飼育で水換え期間を伸ばそうとしないでください。とにかくたくさん食べさせるた
めに水換えが重要です。

特にブラインシュリンプの食べ残しのカスは有毒ですので、バイオバクテリア(バイオシークス
ルー)を使用していても早め早めの水換えをお勧めします。
稚魚を育てるコツは水換えと選別(魚の数を減らして行くこと)だと思っています。孵化の数が
多すぎて飼育スペースが無い場合いは、思いきってお友達と分けてください。(結果その方が
良い仔ができますよ。)でも、急激な減らし過ぎも禁物です。
今週末に第一回目の選別を行う予定です。(餌やり開始から10日目〜二週間程度)
選別したら一匹も残らなかったりして・・・・(^_^;)
これからどんどん産卵が始まりますので、水換えと選別地獄のはじまりはじまり〜!・・・・体に
気をつけましょうね!

****本日のお魚紹介****
かわいいのでお気に入りの仔です。


 2006年3月29日
水換え2日目から毎日バイオバクテリア(バイオシークスルーA/B)を投入しています。
プラ舟ジャンボに半分ぐらいの水量(80〜90g程度)ですので、バイオも少な目です。
土曜日に第一回目選別と水換えですので、バイオ投入は金曜日までとします。
夜の撮影です。
夜も餌(ブライン)を与えています。

とりあえずフナ尾は少なそうですね?
本日もバイオシークスルーを投入しました

****本日のお魚紹介****
期待している二歳雌種です。



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