2005年4月29日
HONOはまだ、ブラインと昨年秋に蓄えておいた冷凍ミジンコを与えていますが、赤虫も
食べれる大きさになってきました。
赤虫を与える場合、暫らくの間は下記のように砕いて与えると魚達も食べ易いです。
青仔のうちに大きいまま与えると、口裂けらんちゅうになっちゃうぞ〜!キャー!こわい!
今後の予定は毎週10匹程度減らしていく予定です。現在60匹ですから・・・6週間後には何匹 残りでしょうね??(^_^;) 2005年5月1日
<ブラインシュリンプを与える時期の注意>
HONOはこれまでに一度水換えしましたが、特に日当たりのあまり良くない環境の方は、もう少
し早めに水換えしてください。(水換え方法は2005年4月28日を参考にしてください)青水はバク テリアの餌だけではなく、非常に重要な役目を果しています。今後、青水とバクテリアの関係を 少しお話して行きますね。 2005年5月3日
2005年5月4日
2005年5月7日
<ここまでのバイオ飼育の考察>
バイオ飼育は立ち上げ時に一番注意が必要です。
バイオバクテリア飼育で過去に私もうまく立ち上げられない経験をしました。
環境(日当たりや舟<水量>のサイズ)等によって大きく変わることをご理解ください。
まず初めに
当然溶存酸素をあげるために細かい泡のエアーストーンを使用していただくことは重要です。
バイオバクテリアは汚れの分解に大量の溶存酸素を必要とします。<水流が大きく立たない
ように・・・>
うまく立ち上がらなかった経験はすべて新しい舟(綺麗に洗った)を使用した時に発生していま
す。バイオ飼育をスムーズに立ち上げる場合は、最初1回〜2回水換え(全とっかえ)すると必 ずうまく行きます。
特にブラインシュリンプの時期はブラインの食べ残しの残骸が多いため、途中で1回から2回
水換えをしてください。(その際、絶対に舟をタワシやスポンジで洗わないことが重要です)
1回〜2回の水換えまでに舟に付いた苔やバイオバクテリアのコロニーが非常に重要なカギ
です。「バイオ飼育なじみ舟」
もしもバイオ飼育水がうまく立ち上がられない場合、この「バイオ飼育なじみ舟」つくりからお勧
めします。バイオ水の立ち上がりスピードにびっくりします。
バイオバクテリアの初回投入は、水換えの一歩手前で投入してください。更水で全く汚れのな
い状態で投入すると魚の調子を崩します。
*青水の重要性*
バイオバクテリアの立ち上げ時、青水があると立ち上げ易いと良く記載していますがなぜ青水
が重要なのか?イッシーにも協力いただき、少し解説させていただきます。
通常、青水(藻類)は飼育水中の魚の糞等の汚れ(アンモニア等の窒素)を餌として日光が当
たる環境下で増殖します。窒素は青水(藻類)の増殖を促進する栄養物質の一つです。
青水(藻類)は光合成により、炭酸ガス(CO2)と水素イオン(H+)から炭水化物を作り酸素
(O2)を発生します。水素イオン濃度が減少するためにPHは上昇するのです。(そのため青 水はpHが高くなるのです。)
青水(藻類)は飼育水中ではバクテリアが定着する前にアンモニアが魚にとって有毒化しない
状態をつくってくれます。(よって亜硝酸や硝酸塩の発生も少ないのです。)
だから、冬眠中は水換えが不要となり魚の餌にもなり、また、急激な水温変化も緩和してくれ
ます。青水はらんちゅう飼育にとって、非常に重要なんですね。
もちろん、青水(藻類)はバクテリアやプランクトンの餌にもなっているんですよ。
アンモニアはらんギャラフォーラムのイッシーの解説 1月14日にもある通り、アンモニアが
発生した後、硝化細菌(ニトロモナス)が自然と発生しますが、この硝化細菌が発生するまで に多少の時間がかかります。
バイオ飼育で最初の1〜2週間に成功のポインがあるのは、このアンモニアの発生が大きな
原因なのです。
日の当たらない環境下では青水ができずらいため、「バイオ飼育なじみ舟」つくりを是非お勧
めします。 2005年5月10日
バイオバクテリアは生き物です。いろんな環境(日当たり、魚の数、餌の種類)の飼育状態で変
化することがあります。
上手く行っている時は、大量の泡は発生しません。また、匂いを日々確認してください。魚の調
子もお忘れなく・・・
上記3点だけ注意してください。もしも、おかしい時は水換えしてください。その際、舟はタワシ
谷スポンジ等で洗わないでください。2日〜3日でバイオ水が立ち上がります。 2005年5月13日
選別ラッシュ等で更新が遅れてしまいました。すんまへ〜ん!
10日以降バイオ飼育水も順調でしたが、水換えをしながらバイオ飼育水を立ち上げていく方
法をご紹介した方が一番ベストと思い、今回2回目の水換えをいたしました。親魚と違い成長 期ですので、更水の刺激も必要だと思っています。(色変わりの時期まで)
2005年5月14日
2005年5月15日
この舟の場所はHONOの飼育場で一番日の当たらない場所です。(日当たり:早朝6時〜7時
半まで)日当たりの良い方はもっとスムーズだと思います。
らんちゅう飼育で魚を死なせてしまう一番の原因は水の傷みです。特に夏場の飼い込み期
は、魚を大きくするためにプラ舟サイズですと毎日のように水換えが必要です。バイオ飼育の スタート時は下記のような心構えで使用していただいくと失敗がありません。
「安心して水換えサイクルを自分の休み(週一回)に合わせて飼育する」・・・よ
うな気持ちでスタートしてください。
ちなみにプラ舟らんちゅうの大橋さんは1〜2回の水換え後、6ヶ月間足し水のみ(水換え無し)
で春の品評会東西大関をつくりました。現在、水換え無し!8ヶ月目突入です。
東大関になりました。
2005年5月16日
バイオ飼育は普通に飼育水が汚れていく感じです。極端な変化はありません。
このバイオ飼育水をつくっていくコツ(感覚)が皆さん伝わると良いのですが・・・
今回は暫らく水換えしませんのでバイオ水のできてくる感じを見てくださいね。
画像だけでも毎日更新します。
魚の調子がおかしいと思ったら、必ず水換えして立ち上げ直してください。その
際、くどいようですがバイオ飼育舟はタワシやスポンジで洗わないでください ね。必ず秋までに品評会サイズのらんちゅうがつくれますよ!
おいおい!サイズだけかよ〜!(^_^;)
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