イッシーの飼育日記 NO.2

<3月23日>

今朝、今までに経験したことがない程の初歩的ミスによる大惨事を経験した私です。
今日は私の脳が半分壊れていました。
大失敗のリベンジのために前回の本命魚の兄弟魚で二番腹を採る為に早速掛け合わせをい
ました。
雄と期待していた魚ですが雌だった魚
今回活躍が期待される二匹の雄

<3月27日>
掛け合わせを仕掛けて二日たっても産卵の兆候が無かったために25日に装置をセットしまし
た。
そして今日いよいよ産卵です。
6時30分に起床するとまだ産卵は始まっていなかったですが、雌が魚巣でお尻をフリフリして
いました。それに身体をこすりつけていたのは白勝ちの雄でした。水温は16.2度でした。雌
は仕草を見れば間違いなく産卵する体勢です。後は雄の能力次第です。
雄の二匹を洗面器に掬い紫外線の当たらない場所で40ccのリンゲルの中に精子を絞ってみ
ました。雌を追っていた白勝ちが僅かに精子を出し、赤勝ちはお腹がまだ硬くて精子を出す事
が出来ませんでした。白勝ちの精子の混ざったリンゲル液を50ccの注射器で吸い上げて雌
の待つ産卵舟へやはり注射器の中の精子が太陽光に当たらないように気をつけながら移動し
ます。雄の精子をリンゲルの中に絞る時には出来るだけ雄の体表についた水分をリンゲルの
中に入れないように工夫します。
さていよいよ練りに練ったイッシー式簡易受精法ですが、私は右利きなので左手で雌を水中で
仰向けに持ち右手で注射器を持ちます。
雌の腹を親指で軽く押すと卵が出てきますのでそれに備えて注射器の先を雌の産卵口に向け
ておきます。卵に精子を注射器で吹きかけるという発想です。
初めてのチャレンジなので早くに精子を使い切りました。僅か2〜3分で終了。
後は親たちを養生舟に移し、ここにも魚巣をセットして自然産卵させました。
人工授精の卵は15分間放置した後に今度こそ50ppmのイソジン消毒を15分間行ないまし
た。
産卵直前の画像 
前回よりはるかに濃いイシジン消毒

今回の魚はヘルペスなど全く無縁の魚達ですがあえて前回失敗した箇所のリベンジとして人
工授精とイソジン消毒に挑戦させました。後は結果待ちです。

<3月29日>
先日の産卵後の様子です。イッシー式人工授精後にイソジン消毒を施した卵とその後に自然
産卵させた卵の画像です。どちらも80%位の受精率だと思います。
しかし、人工授精用に精子を絞っても雄は自然産卵中にまだまだ精子を出してくるのですね。
自然の神秘を感じました。
人工授精+イソジン消毒の受精卵
自然産卵の受精卵

どちらの受精卵も今日お目目を観察できました。
必ず無事に孵化するでしょう。

<3月30日>
昨日から自家産本命魚で私が前回ミスをしたペアの雄がしきりに雌を追っていました。
昨日は結局産卵は無しでした。
今朝も昨日と同様の気配でした。雌が必死で雄から逃げている感じでした。
結局朝の産卵は無く仕事に出かけましたが、昼の休憩で家に帰ると産卵していました。
早速残りの産卵をイッシー式受精法で行おうと雄の精子を絞って注射器をかまえて雌をつかま
えて裏返して腹を押しても卵は出ませんでした。産卵が完全に終了していました。
池が白く濁っていたので雄も相当に頑張って精子を出したと思います。
多分受精もそこそこ出来ているでしょう。後はイソジンで消毒して孵化舟に移しました。
この魚達で前回失敗した池の中でも少しの稚魚は誕生していまいた。流すかどうか考えている
うちに立派に泳ぎだした魚が100匹ほどいたので集めて小さな容器で飼育しています。餌は
昨日まで鶏卵(昔は良くやっていたが20年ぶり。)で今日の夕方からはシュリンプを与えていま
す。
人工授精用の精子
自家産本命魚の一番腹(お腹の中は鶏卵)

後、採りたい雌はたくさんいますが産卵舟が足りませ。少し時間を置いて次はTさんの導入魚
を産卵させる予定です。

6月18日
みなさんこんにちは。
なんと前回の更新から早くも2ヶ月半が過ぎてしまいました。
公私ともに忙しくらんちゅうの世話をするだけで手一杯という状態でした。
結局期待していたTさんの導入魚であるおひなちゃんは抱卵しませんでした。
種魚として大切に飼育して来春に期待したいと思っています。
我が家のその後ですが、今年の産卵は合計七腹でした。

産卵は以下の通りです。
一号(自家産本命魚)
1番仔 3月19日産卵 私のミスで×

2番仔 4月30日産卵 自然産卵させるが受精せずに×

3番仔 4月16日産卵 5時起床にもかかわらず自然産卵していた。急いでイッシー式人工
授精をして800匹程孵化。

4番仔 5月 1日産卵 数は多かったが一回目の選別で×

二号  3月29日産卵 四つ尾同士のペアにもかかわらず殆どが三尾と桜尾。
 現在のところ短寸で尾張りが強すぎ。秋になって雄が伸びる事と尾先を降ろすことを期待して
30匹残し。

三号  4月 4日産卵 イッシー式人工受精で受精率は99%。孵化数数千。
数が多すぎてHONOさんに送ったのですが、この腹は最悪。鱗がうまく乗りません。
親魚の選定ミス?私の取り扱いの悪さ?HONOさん本当に御免なさい!
今年の自家産が思わしくなく、気分転換の為にゴールデンウイークにJ.Hさんの魚を見にいき
ました。J.Hさんは飼育歴が短いにもかかわらず本当に良い魚を作ります。
一昨年は錦蘭会の当歳の部で入賞。そして去年は地元の大会の当歳の部で西大関と立行司
を取りました。
今年はなんと10腹以上も採っておられました。その稚魚達の中でも特に目に付いた舟があり
ました。地元の会の立行司が雌!西大関が雄!なんと素晴らしい組み合わせ。
立行司の一番仔と二番仔の舟でした。
一番仔は一対一の掛け合わせで二番仔は立行司に西大関とその兄弟との複数の掛け合わ
せをしておられました。
二番仔の選別を私に任せてくれるとの事で5月4日に再びJ.Hさんを訪ねました。
約400匹を70匹程に減らし、なんと半分頂いてしまいました。
その時の私の顔には「少し頂戴!」と書いてあったと思います。
そして今にも産みそうな腹をした立行司の三番仔を採るために立行司をお借りしました。
本当に寛大で私の無理を聞いてくださったJ.Hさん。本当に感謝!感謝!です。

四号  5月5日産卵  
前日にJ.Hさんからお借りした立行司にどの雄を掛け合わせるか?
昨年実績のあるYさんのお色気さん(四歳)とおかまとレッテルを張られたTさんのおかまじゃな
いかなさん(三歳)。そして押さえに今年実績のある二号の親をセットしました。
翌朝二号の雄とお色気さんが立行司を追って産卵が始まっていました。予想通りおかまじゃな
いかなさんは他の三匹とは別行動をしています。一人でたそがれている風です。
三匹の雄を洗面器に掬い精子をリンゲルの中に絞ります。まず二号の雄ですが前回よりはる
かに少ない量でした。次にお色気さん、全く精子が出ません。無駄とは分かっていてもおかまじ
ゃないかなさんの腹も絞ってみました。ここで奇跡!おかまじゃないかなさんの腹からほんの
一滴。いや・・・正確に言うと一滴にもみたない量の白い物を絞る事が出来ました。実際に受精
したかどうかは分かりませんが、とにかく彼は汚名を返上しました。
少ない精子での人工授精で受精率を心配しましたが90%以上は受精していました。

稚魚の出来ですが、孵化して立つ姿は三番仔とは思えぬ太い針子でしたが、尾開きがあまり
良くなく選別を重ねるたびに尾をたたむ魚が多数出ました。駄目かな?と思っていたところ、孵
化後35日頃からはやっと尾が落ち着いてきました。現在60匹残しです。
下の画像はJ.Hさんの立行司の画像とJ.Hさんから頂いた二番仔の画像です。
少しぴんぼけで申し訳ありません
 


7月8日
みなさんこんにちは。
最近のイッシーはというとなんと朝は7時起きです。らんちゅう飼育者としては考えられない寝
坊です。ちょっと前までは夜明け前に勝手に眼が覚めていたというのに・・・。
6月末で二人のV.T(助手)のうち一人が退職しました。今までV.Tまかせにしていた。雑用も
せっせとこなし大忙しです。でもおかげで仕事に対する情熱はすごく強くなりました。
そんなこんなで、平日は一池の水換えがやっとこさです。二歳・親の池は水換えをさぼる為に
全ての舟にイッシー装置を設置しました。現在8台使用中です。装置を使うと水のもちが違うの
で7月になってまだ一度も二歳・親池は水換えをしていません。

さて当歳ですが、昨日の午後と今日の午前中に三船の水換えを行ないました。
まずは4号ですが23匹残しました。船は100×110です。

画像は全体像とそのなかでもまずまず雰囲気の良い一匹です。泳いでいるとわからなかった
のですが、あらためて画像をみているとひょっとして芯が振っているかも?
次は1号ですが、15匹残しました。飼育船は同じく100×110です。


この腹は産卵が失敗続きでやっと採れた三番仔です。三番仔が理由かどうか分かりません
が、首の曲がった魚が多かった腹です。残っている魚は良し悪しはともかくとして、親とよく似た
感じの子が出ています。尾は弱めですが裏皿が大きいので少し期待しています。
次に二号ともらいっ子が同居する舟ですが、何故かこの舟は色変わりが早いです。
100×150の舟に34匹残しています。尾捲くれが一匹しか出なくてさらに白勝ちが少ないの
が嬉しい舟です。ただし舟の大きさに対して魚の数が多すぎる為に成長は遅いです。

今後もらんちゅうにかけられる時間がそれほどとれそうもないので魚達を大きく成長させる事
よりも殺さないようにマイペースで頑張ります。

7月15日
みなさんこんにちは。今日の未明に台風が神戸に最接近しました。大雨は降りましたが暴風域
からはかろうじて逃れる事ができました。みなさんの所も被害が無い事を祈っております。らん
ちゅう達も昨日は餌を完全に切って台風に備えていました。今朝は天気も良くなり、時折強い
日差しも戻ってきました。
今日は雨水で全ての舟が満水になっていたために水深を調節してから3号と貰い仔の舟の選
別を行ないました。水深に関しては、イッシーの船は深めで当歳魚でも15センチ以下にするこ
とはありません。屋上飼育なので水温の乱高下を防ぐために必然的にそうなってしまいます。
さて問題の3号ですが、鱗並びが悪く選別に苦労しました。一時は全部流そうかなとも迷いまし
たが、多少鱗並びが悪くても尾形の良い魚は残していました。
画像の魚は画像でははっきりと見えませんが左側の側線のゆがみが激しい魚です。
さらに三尾です。でも尾が大きくて前がかりがきいていて裾のさばきも今の所抜群です。

この魚は見ての通りまだまだ飼い込めていません。例年の事ですが、我が家では当歳魚にま
だ一度もペレットを与えていません。
この時期にペレットを与えるとどうしても赤虫よりも水の傷みが激しくなり水換えの回数を増や
さなければならなくなります。時間のゆとりがないために水換えの回数は極力減らす飼育しか
できません。平日は赤虫を3匹に対して2ブロックを目安に1日に三回与えるのみです。
休日は夕方まで魚の状態を見ることが出来るので赤虫を食べるだけ与えます。
ペレットは梅雨が明けて水温が上がり色変わりも完全に終わってから魚の数を減らしてから
徐々にを与え始める予定です。

9月25日
みなさん。またまた2ヶ月以上も更新できませんでした。
今年は、卵の消毒試験の検証をしたり、抱卵しなかったTさんの雌の産卵にこだわったりして
異常に疲れたわりには昨年に比べ本当に残る当歳魚が作れませんでした。前回の飼育日記
に登場した魚は残念ながらまくれがでて今は予備の種魚候補の60×100の舟(もちろん装置
付き)の中にいます(青水が濃く。二週間ほど姿をみせていませんが・・・)
あの魚がまくれた頃に兄弟魚で一寸眼を引く魚が出来てきました。

7月31日撮影
やはり鱗が悪く側線のゆがみが上見で目立つ魚ですが、同時に可愛い色合いをしていまし
た。

イッシー装置で二歳魚を育てる
二歳魚や親魚を装置を使用して育てる事は、昨年も試験的に実施して紹介していますが、今
年はもっと具体的に紹介しようと思います。
当歳魚の品評会では通用しないと思われる欠点があり昨年は品評会への出品を見送った魚
達がいたので装置を全ての二歳・親魚の舟に設置して、とにかく浄化微生物や栄養を豊富に
含み魚にとって成長しやすい飼育水を作る事のみに配慮してこの数ヶ月を過ごしてきました。
平日の水換えは、朝に当歳の舟の四つのうち一船か二舟だけに限定し、二歳・親の舟は魚の
調子のみを観察して餌の量を増減して、土曜日の夕方か日曜日に水の状態を整えるという飼
育を今年は一貫して行なってきました。
二歳魚・親魚の飼育水は装置のシャワーのヘッドのカーテンを作る頭の部分だけを抜き取りポ
ンプにかかる余計な負荷を避け循環量を増やします。舟全体を安定した(水換えが殆ど不要)
浄化槽とするのには一寸コツが要りますが、装置を使用して魚を飼っていると自然とそのコツ
も分かってくると思います。

まず初めにイッシー装置とポンプの組み立て方の説明をします。
ポンプと付属の部品とカーテンはいろいろな組み合わせが可能です。
飼育舟の大きさや匹数に応じて、いろいろ試されると良いと思います。
低い位置のカーテン
高い位置のカーテン

カーテンの頭を抜いた使い方

カーテンを使うと涼しげですが、ポンプ自体が循環できる水量がやや落ちる為に私は上の画
像ののようにカーテンの頭の部分を抜いて使用することが多いです。
次にメンテナンスなのですが、次の画像のように簡単に分解できるので掃除は簡単です。
定期的に取り外して吸い込み口(ストレーナー)やセラミックを洗います。

イッシー装置を使うと小さな船程簡単に良い飼育水作りが出来ます。90×150センチ位の舟に
なるとPioの1100のポンプ(800の二倍の循環量)を使った方が良いのかもしれませんが、
Rioの800でも日数をかければ何となくある程度の水は出来ます。

エアーレーションは別に最低一つは設置して下さい。エアーレーションの強さは飼育する魚の
密度にもよりますが、大きな船の場合かなり強くしても大丈夫です。
飼育水の中にかなりの水流が出来ても尾形が維持できるという効果はあっても尾形が崩れる
事は決してありません。(私の経験上)
金魚の飼育水の水換え時に割り水を使用する方が多いと思いますが、割り水は必須です。

以下の説明は屋外での飼育水の作り方です。
装置を付けて割り水(出来れば青水)をして普通に餌を与えて飼育していくと最初は数日で青
水が進み、だんだんと魚の泳ぎがとまり魚の餌食いが悪くなるのが分かります。もちろん装置
を付けないで飼育した場合も全く同じ現象が起こります。その時(もちろんその前に水換えをし
た方が安全)に水換えを行い装置の中のセラミック表面のぬめりを取ります。船の苔はあまり
落としません。飼育水の割り水を洗面器一杯分ぐらい行い、またバンバン餌を与えていきま
す。すると前回よりも水換えまでに要する日数が延びている事が分かります。でもいずれ水質
の悪化とともに魚の動きが止まってくるので水換えを行なっていきますが、段々と換える水の
割合を少なくしてゆきます。(元の飼育水を多く使う)。
飼育舟は日当たりによって半分とか三分の二とか四分の三とか日よけをします。
この方法で作りあげた飼育水での次の水換えまでの最長飼育記録は45日でした。
ちなみに45日ぶりに魚を見たときはその成長ぶりに驚きました。

先程、90×150の舟ではRioの800では完全な飼育水を作り上げるのには循環水量が足り
ないとお話しましたが、どの位まで出来るか?の記録を取ってありますから、一例を説明しま
す。
この舟は90×150の舟です。二歳魚を8匹飼育しています。
7月8日
一回目の水換え。洗面器2杯分の元の飼育水以外は全て新水。
7月22日
二回目の水換え。三分の一のみ新水に交換。
7月29日
三回目の水換え。三分の二を新水に交換。
8月5日
四回目の水換え。魚をすくい元の飼育水を画像のように残しています。

汚れも苔もそのままです。
ついでに一寸魚の記念撮影。この子は昨年の錦蘭会の研究会で東の取締だった子ですね。
らんぎゃらフォーラムのNo5で養生記録に出ている子です。
水換え時の撮影ですが、スレ等全く見られません。健康そのものです。

水換え直後の画像です。奥に装置。手前からエアーレーションをしています。

8月12日
五回目の水換え。あえて底水を残して四分の三を新水に交換。
9月4日
六回目の水換え。今回は前回水換えより23日間水を換える必要がありませんでした。
洗面器二杯分のみ古水を残し後は全て新水に交換。

品評会
9月16日(明鱗会)
昨年は明鱗会と錦蘭会と二つの会に出品しましたが、やはり養生や隔離にかなりの労力とス
ペースが奪われて今年の春の産卵や稚魚池の確保にも影響が及びました。
今年は今まで出品しなかった二歳魚も出品する都合上、どちらの一つの会への出品と決めて
いたので、明鱗会への出品をぎりぎりまで迷いました。今年はこれしかいない虎の子の当歳魚
一匹(側線のゆがみが・・・それに桜尾だし・・・)と二歳魚三匹を袋に詰めて会場に向かいまし
た。会場についてもトランクに魚は積んだまま。まだ迷っていました。
会場にはJ.HさんやMさんの姿がみられました。Mさんにトランクの中をのぞいてもらいました。
するとMさん「えー魚やないですか!上に行きますよ!出しましょ!」という事で背中を押されて
いざ出陣。

昨年は当歳魚の出品魚の数が多すぎて親魚から始まる審査を待つ、ため池で当歳魚は酸欠
で生きも絶え絶えになり大騒動でした。今年は当歳の出品は一人五匹に制限され、審査も当
歳魚から始まりました。毎度の事ですが、私は洗面器を下から順番に見て行くタイプなので審
査が終わるまでは審査風景も洗面器に上がっていく魚も見ません。でも魚係のMさんが前頭の
魚を洗面器に並べていく時にこちらを向いて何やら合図をしています。笑顔で洗面器の上の方
を指差しています。(ああ何とか役には入ったのか?)と思い出品魚を探すとなんと東大関?
鱗並びは?桜尾は?
イッシーのらんちゅう小説にも書いていますが、地方会といえど東大関はあの時以来です。
本当に今年の当歳は出来が悪く落ち込んでいました。でもこんな事もあるのですね!
まぐれとしか言いようの無い、何かピンとこない当歳の結果でした。
東大関

次に二歳の審査です。当歳と違ってこの審査はとても気になっていました。
当歳時はやはりそれぞれにかなりの欠点を持っていたために会とは無縁の魚達でした。
結果は立行司・東取締・勧進元1でした。大満足です。
立行司は背下りの部分がガタガタしており筒も細いですが、顔も上品で尾の綺麗な魚です。
東取締は右の尾の中心部分に傷がある事と三ツ星の尾がやや寂しい色合いでしたが、二歳
になって筒がかなりしっかりしてきた魚です。
勧進元1は
目幅が広く上半身はすごく太い子ですが腰高で尾形も少し弱い子です。
前日に急いで撮影したのでうまく撮れていませんが立行司と取締魚の上身と横身を紹介し
ます。

今年は本当に二歳魚の飼育の魅力を痛感した一年でした。
皆さんにもどうか装置を使用しての二歳魚の飼育の魅力を体験して欲しい!!!
そう心から願うイッシーの久々の飼育日記でした。


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